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校長室だより

校長室だより
12
2019/07/18

校長室だより 第7号

| by:admin
 1学期も残すところ後1週間余りとなりました。ついこの間入学式を迎えたばかりのようにも感じますが、夏休みが目前となりました。皆さんにとってどんな1学期だったでしょうか。充実していた人、今一歩だった人、思ったようにはいかなかった人、・・・いろいろあると思いますが、しっかりと振り返って、課題を確認しておきましょう。
 さて、7月8日は、本校の創立記念日で、今年度は92回目の創立記念式がありました。間もなく100年を迎える本校です。今回の創立記念式には、同窓会長の小関薫さんがいらしてくださり、祝辞をいただきました。残念ながら保護者の方々には参加いただけませんでしたので、この場で校長式辞を披露させていただきます。
令和元年度創立記念式典で式辞を述べる大原校長
 今日は、山形聾学校の誕生日です。学校は今日で92歳になりました。昭和2年生まれの元気なおじいさんです。山形聾学校には、一番多い時で子どもが185名いました。校長先生が初めてこの学校に来た平成元年は、62名でした。令和元年の今年は34名なので、その時の半分程度の人数ですが、幼稚部から高等部専攻科までの皆さんが毎日元気いっぱい勉強や運動に頑張って活躍しているので、少ないなあとは思いません。
 4月から今日まで、皆さんは教室や遊戯室、体育館などで、様々な活動に取り組んできました。5月の運動会では、晴天のもと、日頃の学習の成果を十分に発揮して、最後まで全員が力いっぱいやり遂げました。
 また、校内での活動だけでなく幼稚園や小学校に行っての交流や、中学部は中体連、高等部は企業での就業体験など、校外での経験も積み重ねてきました。一人一人が自分の目標に向かって、学部の友達や先生と一生懸命活動している姿を見ると、校長先生も勇気をもらいました。
 山形聾学校の目指す子ども像は、「よく見て・聴いて・考え、しっかり伝え・行動する人」です。皆さんの授業の様子を見ると、「よく見て」「よく聞いて」「よく考えて」学習していると思います。ですが、「しっかり伝えて」いるでしょうか。
 しっかりと自分の思っていることや考えを相手に伝えるためには何が必要でしょう。大きな声や分かりやすい発音、手話など、いろいろあると思いますが、一番大切なのは「伝えたいという強い気持ち・意欲」です。「この人の話を分かりたい」「私の話を分かってほしい」という気持ちが強ければ、お互いに伝えよう、分かろうと努力するのです。逆にどうでも良いと思えば、分かろうとするのをあきらめコミュニケーションは成立しません。あきらめたら、そこで終わりです。
 これからの学校生活や社会生活では、様々な困難に直面することが何度もあると思います。その時にあきらめるのではなく、自分の力で自分の意思をしっかりと伝え、その困難を乗り越える力を身につけてほしいと願っています。そのためにも普段の授業やコミュニケーションを大切にしましょう。
 最後になりますが、本日はお忙しい中、本校同窓会会長 小関 薫 様よりご出席をいただきありがとうございます。子ども達のことをいつも温かく見守ってくださいます同窓生の皆様方、地域の皆様、そして保護者の皆様方に感謝申し上げますと共に、今後とも本校の教育に対しご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げ、式辞といたします。

 創立記念式が終わってすぐに、子ども達は縦割りのグループに分かれて、プランターに花の苗植えを行いました。教師に頼らず、高等部の生徒が幼稚部や小学部の子ども達と上手に関わっている姿が微笑ましかったです。ぜひ来年度は一緒にご参加ください。
 
      令和元年7月18日
                           山形県立山形聾学校   校長 大原 良紀
14:25
2019/07/05

校長室だより 第6号

| by:admin
筑波大学名誉教授・四日市章先生による講演の様子
 7月になりました。今年は全国的に梅雨の入りが遅いようですが、さすがに蒸し暑い日々が続きます。九州の方では、鹿児島県等で大雨による土砂災害が発生しました。近年、日本国中で大きな自然災害が多発し、そのたびに被害に遭われた方々のことを思い心が痛みます。
 先日の山形県沖地震では、山形市内は震度3程度でそれほど大きな揺れではありませんでしたが、鶴岡市内の温海地区小岩川では震度6弱と東日本大震災の時と同規模の揺れだったようです。最悪の大きな津波は来なかったようですが、それでも屋根の瓦が落ちたり、部屋の中で食器が割れたりと片付けは大変なようでした。私は教員の新任地が旧温海町の鼠ヶ関小学校だったので、小岩川などに教え子がたくさんいました。幸い皆けがなどもなく無事だったようですが、お見舞い申し上げます。
 写真は、7月1日に本校で開催された「手話等のコミュニケーションを活用した教職員の資質向上に関する研修会」において、四日市章先生(筑波大学名誉教授)の講演をお聞きしているところです。この日は、本校の教員だけでなく山形県内の教員等にも広く呼びかけ、本校の授業を参観後に四日市先生から「聴覚障がい教育の在り方 ことばと学習:その心理的背景」という内容の講義をいただきました。
 四日市先生は、聴覚障がい教育に長年携わっている方々はご存知かと思いますが、筑波聾学校(現在の筑波大学附属聴覚特別支援学校)の中学部教諭や校長としてお勤めになり、筑波大学の教授としても聾教育(聴覚障がい教育)の発展に大きく寄与し、幼児児童生徒の育成だけでなく教員の育成にも長年力を発揮してくださっている方です。
 私も以前本校に勤めていた時の3年目に筑波に研修(留学)に行かせていただいたときに、齋藤佐和先生とともに半年間ご指導いただきました。それ以来、様々な時、様々な場所でお世話になっておりますが、今回私が本校に戻ったことで、さらにお世話になることになりました。
 この日のご講演を本校教員全員が聞いたことにより、ことばの学習(特に書き言葉)に対して今まで以上に子どものイメージや思考を大切にしながら指導・支援していくことができると思います。四日市章先生にこの場をお借りして御礼申し上げます。今後も、教育の不易と流行をしっかりとつかみ、聴覚障がい教育の専門性を維持・継承していきたいと考えています。
 
      令和元年7月4日
                      山形県立山形聾学校    校長 大原 良紀
06:21
2019/06/10

校長室だより 第5号

| by:admin
 6月6日は何の日かご存知ですか?「補聴器の日です」。3月3日=耳の日に、聞こえを補う補聴器を2つつけるためとか、補聴器を耳につける形に似ているからと言われていますが(ちなみに人工内耳の日は9月9日だそうです。)、そんな日に本校では大変な出来事がありました。
 まだ薄明るい夜の7時10分頃、遅番勤務で残っていた学校技能員の一人が、学校の西側にある田んぼを民家の方へ向かって歩いている熊を見つけました。事務部長にすぐに報告し、事務部長も確認したため、周囲への注意喚起が必要と考え、警察に通報しました。
 警察が来て話をしているときに、村特の職員が翌日の運動会準備の確認のために体育館へ行こうとしたところ、プールの近くの渡り廊下のガラス(両側)の破損に気づき、本校に連絡が入りました。すぐに行ってみると、ガラスに泥の跡がついていたり、熊の毛と思われるものがガラスに付着していたりしたので、先ほど見つけた熊が本校の校舎外から侵入し、ガラスを割った後に川の方へ去って行ったのではないかと推測されました。(熊に詳しい山形市の環境課の方の話より)
 何より、子どもたちのいない時間で良かったと思いましたが、もし校内に廊下を通って侵入していれば、残っていた職員と鉢合わせになったのではないかと考えるとぞっとしました。
 また、本校には寄宿舎がありますので、寄宿舎に泊まっている子どもたちが不安にならないよう、渡り廊下や階段の所にある「防火シャッター」を全部閉め、もし熊が戻ってきても2階や3階の居室には入れないように対応しました。
 その後の状況は、マメールでの注意喚起や新聞やテレビのニュース等でご存知かと思いますが、登下校時の教員によるパトロールを行い、外での活動は自粛するようにしました。本日は周囲もだいぶ落ち着いてきた様子が感じられました。
 この時期は、お腹のすいた熊が活動を活発にして、サクランボやブドウの実を食べ荒らすことが多いのだそうですが、まさか町の中の本校に熊がやってきて目撃する(私自身は見ていませんが)ことになるとは想像もしていませんでした。
 幸い、学校の周囲には食べ物もなく、痛い目にもあったので、人間が嫌いな熊は二度と来ないだろうということですが、他の熊や動物が再びやってくる可能性は0ではありません。(どこの学校も同じだと思いますが)
 とりあえず侵入してきたと思われるプール脇の個所に学校技能員が網を張りましたが、今後の安全対策については県教委とも相談しながら進めていきたいと思います。
 安全で安心な学校というのは何よりも大切な使命ですから、今回のことを教訓としながら、今後も地域の方々とも連携を深め様々な対応を図ってまいります。ご協力のほど宜しくお願い致します。
 
      令和元年6月10日
                      山形県立山形聾学校校長  大原 良紀体育館とプールの間(右手が体育館)
11:32
2019/05/29

校長室だより 第4号

| by:admin

 
優勝旗を手渡す大原校長
 5月25日(土)に「令和元年度山形聾学校大運動会」が開催されました。
 この時期の運動会では、雨が心配で前日までに天気祭りをするなど、雨が降ったら校長が悪いと言われることが多いのです。今回は雨の心配は全くなかったのですが、5月だというのに連日真夏のような暑さとなり、今年度ほど熱中症等に気を付けて練習や本番を迎えるのは初めての経験となりました。
 当日は山形市でも30℃を超える真夏日となりましたが、休息を多く取り入れながらも、予定よりも早く午前中のうちに滞りなく終えることができました。
 以前よりも幼児児童生徒が少なくなったために、行事において特に高等部の上級生にかかる負担はかなり大きいものになっているかと思いますが、前日までの練習を含め見事に下級生を統率し、立派に組頭や応援団長、実行委員長等の任務や責任を果たしていました。暑くて自分の水分補給だけでも大変だったでしょうが、各組陣地の中では下級生を気遣う高等部生や上級生の姿が見られました。
 幼稚部のかわいいミッキーマウスダンスに全員が飛び入りしたり、小学部から高等部まで全員でつなぐリレーなど、少人数をデメリットと感じさせない種目の数々は見ごたえがあり、近隣の小中学校からいらっしゃった校長先生方からもお褒めの言葉をいただきました。
 当日の競技や競走等の詳細については、それぞれ子どもたちにきいていただきたいと思います。それから、本校の運動会には必ず卒業した先輩たちが訪れて、後輩たちを励ましてくれる良い伝統が引き継がれており、うれしく思います。中には私にとって懐かしい卒業生の姿もあり、来年度の運動会が今から楽しみです。
 暑い中最後まで応援してくださった皆様に、この場をお借りして御礼申し上げます。
 
      令和元年5月29日
                      山形県立山形聾学校 校長  大原 良紀


06:30
2019/05/14

校長室だより 第3号

| by:admin
4箇所の出張から帰校したクールビズスタイルの大原校長

 10連休が終わりました。私が生きている間には、おそらく後にも先にもこのような長い連休は経験できないでしょう。この10連休中には、小学部の「神輿担ぎ」に参加したり、中学部や高等部の「卓球大会」や「陸上記録会」等に応援に行ったりとありましたが、私にとって自由に使える時間もかなりあったような気がします。いろいろなことをやれるのかなと思いましたが、普段磨いたことのないベランダの窓ふきや家の周囲の草むしりなどをして満足したことくらいの日々でした。おかげで、連休明けにボケることなく、順調に再スタートしました。子ども達も、連休明け初日は誰一人休むことなく登校できたことは良かったと思います。
 さて、昨日は本校の相談支援部長兼特別支援教育コーディネーターの佐藤和美教諭と二人で、西置賜地区に行ってまいりました。もちろん遊びに行ったのではありません。特別支援学校には「センター的機能」という役割があります。本校では聴覚障がい児教育に関しては、県内随一の専門性を所持していますので、本校での教育だけでなく、全ての学校に必要とあらば支援や助言を行う義務があるのです。
 この日の訪問先は、
   ①「難聴学級のある中学校」
   ②「教育委員会」
   ③「教育事務所」
   ④「福祉課」
  以上の4か所でした。①では、授業を参観し、直接担任の先生や担当の先生方と話し合いながら適切な支援について考えを伝えてきました。②と③においては、現状についての情報交換をし、今後の連携について互いにできることを共通認識できました。④への訪問が、教育と福祉の連携では最も大切なところで研修会などの参加等を通し相互理解を進めておりますが、未だ不足している部分もあるのかなと感じています。今後、積極的に情報発信を行っていきながら、聴覚障がい児教育のさらなる推進に努めてまいりたいと思います。
 来週の月曜日には、新庄方面にまいります。庄内地区を除く、村山地区、置賜地区、最上地区にはコーディネーターを中心にどんどんお邪魔しようと考えています。ぜひ、気軽に巡回相談等の依頼をお待ちしています。どうぞよろしくお願いします。
 (5月からクールビズが始まりましたので、ネクタイを着用しておりませんが、お許しください。)

      令和元年5月14日
             山形県立山形聾学校 校長 大原 良紀



06:00
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