【研究課題】
主体的なかかわり合いを育むコミュニケーション手段の活用
~聴覚障がい教育におけるデジタル無線補聴システムと音声認識アプリを用いた実践から~
~聴覚障がい教育におけるデジタル無線補聴システムと音声認識アプリを用いた実践から~
「佳作」受賞!
平成29年8月21日(第8号・最終号)
山形県立山形聾学校
山形県立山形聾学校
昨年度、本校がパナソニック教育財団の助成を受けて取り組んだ実践研究及び研究成果報告書が、優れた内容と評価され、「佳作」を受賞しました。
下記パナソニック教育財団のウェブページより、本校の研究成果報告書と専門委員の解説及び講評を読むことができます。ぜひ、ご覧ください。
【平成28年度(第42回)実践研究助成 一般助成優秀 研究成果報告書】
http://www.pef.or.jp/school/grant/evaluation/h28_evaluation/
(ページの一番下に記載されております。)
http://www.pef.or.jp/school/grant/evaluation/h28_evaluation/
(ページの一番下に記載されております。)
【研究課題】
主体的なかかわり合いを育むコミュニケーション手段の活用~聴覚障がい教育におけるデジタル無線補聴システムと音声認識アプリを用いた実践から~
自分の発音を文字で確認
平成29年2月23日(第7号)
山形県立山形聾学校

山形県立山形聾学校
自立活動の発音練習の中で、音声認識アプリを使用しました。
音声認識アプリは、現在の技術では正しく発音しなければ正しく文字化されません。そこで、この特性を活かして、自分がどの程度正しい発音ができているか、児童自ら確認する手段として活用しました。
その結果、児童は正しく発音できた言葉とできなかった言葉を自分で区別して理解できました。また、もっときれいに発音したいという意欲がわき、2回目は1回目よりも正しく認識された言葉を増やすことができました。
音声認識アプリは、現在の技術では正しく発音しなければ正しく文字化されません。そこで、この特性を活かして、自分がどの程度正しい発音ができているか、児童自ら確認する手段として活用しました。
その結果、児童は正しく発音できた言葉とできなかった言葉を自分で区別して理解できました。また、もっときれいに発音したいという意欲がわき、2回目は1回目よりも正しく認識された言葉を増やすことができました。
【研究課題】
主体的なかかわり合いを育むコミュニケーション手段の活用
~聴覚障がい教育におけるデジタル無線補聴システムと音声認識アプリを用いた実践から~
~聴覚障がい教育におけるデジタル無線補聴システムと音声認識アプリを用いた実践から~
生徒が自ら情報を取得!
平成28年11月30日(第6号)
山形県立山形聾学校
この写真は、本校で行われた補聴機器学習会での様子です。
補聴器会社の方と本校生徒のやりとりの場面で、生徒がデジタル無線補聴システムと音声認識アプリを用いて、相手の話した言葉を文字にして自分で読みながら学習を行うことができました。
【研究課題】
主体的なかかわり合いを育むコミュニケーション手段の活用
~聴覚障がい教育におけるデジタル無線補聴システムと音声認識アプリを用いた実践から~
デジタル無線式とFM式の補聴システムの違いについて
平成28年10月28日(第5号)
山形県立山形聾学校
山形県立山形聾学校
現在、本校では、磁気ループ式、赤外線式、FM式、デジタル無線式の4種類の集団補聴システムを使用しています。
今回は、今年度の実践研究で使用している「デジタル無線式」と、「FM式」の違いについて紹介します。
1.【デジタル無線式の補聴システム】について
(1)デジタル無線式の補聴システムとは
・スペクトラム拡散の周波数ホッピング方式(2.4GHz帯)を使用して、話者の音声情報を聴者に直接届ける補聴システムです。
(2)メリット
・デジタル信号で同じネットワークIDを共有している機器のみで通信が行われるため、混信や干渉が起こりません。
・混信や干渉が起こらないため、校内外のどこでも使用できます。
・FM電波よりも音声周波数帯が広いので、音質が良いです。
・大がかりな機器が必要ありません。送信機と受信機があれば、システムを利用できます。
(3)デメリット
・デジタル無線式(2.4GHz帯)を送受信できる機器が必要です。
2.【FM式の補聴システム】について
(1)FM式の補聴システムとは
・FM電波(169MHz帯)を使用して、話者の音声情報を聴者に直接届ける補聴システムです。
(2)メリット
・校内や校外で使用することができます。
・大がかりな機器が必要ありません。送信機と受信機があれば、システムを利用できます。
(3)デメリット
・FM電波を使用しているため、混信や干渉が起こります。
・FM式を送受信できる機器が必要です。
3.その他
・「FM式」と「デジタル無線式」の補聴システムを、「FM」という言葉にまとめて使用する場合があります。しかし、上記で述べたように、全く異なるものです。
・本実践研究においても当初は「FM」という言葉を使用していましたが、「デジタル無線」が正しいため、研究課題を一部訂正いたします。研究の目的や内容に変更はありません。
※参考文献:2016年9月発行「障害者総合支援法カタログ」フォナック・ジャパン株式会社
山形県立山形聾学校の実践紹介 (実践紹介.pdf)
【研究課題】
主体的なかかわり合いを育むコミュニケーション手段の活用
~聴覚障がい教育におけるデジタル無線補聴システムと
音声認識アプリを用いた実践から~
音声認識アプリを用いた実践から~
デジタル無線送信機と音声認識アプリの連携!
平成28年8月3日(第4号)
山形県立山形聾学校
山形県立山形聾学校
デジタル無線送信機と音声認識アプリをBluetoothで繋ぐことで、幼児児童生徒が音声情報と文字情報を同時に取得できるようになりました。
この方法は校外でも使用できることから、幼児児童生徒が自分から情報を取得することが可能となります。本校で身に付けた力を卒業後も活用できるという点が、大きな効果と言えます。
この方法は校外でも使用できることから、幼児児童生徒が自分から情報を取得することが可能となります。本校で身に付けた力を卒業後も活用できるという点が、大きな効果と言えます。
【研究課題】
主体的なかかわり合いを育むコミュニケーション手段の活用
~聴覚障がい教育におけるデジタル無線補聴システムと
音声認識アプリを用いた実践から~
~聴覚障がい教育におけるデジタル無線補聴システムと
音声認識アプリを用いた実践から~
音声認識アプリを導入しました!
平成28年7月25日(第3号)
山形県立山形聾学校
山形県立山形聾学校
パナソニック教育財団の助成金で、平成28年5月に音声認識アプリを運用する企業と法人契約を結びました。
法人契約を結んだことで、本校の教育活動で使用可能となりました。また、共用の法人向け音声認識サーバーの使用や、音声認識サーバーへの一括単語登録追加機能も使用でき、今後さまざまな場面で活用していきます。
【研究課題】
主体的なかかわり合いを育むコミュニケーション手段の活用~聴覚障がい教育におけるデジタル無線補聴システムと
音声認識アプリを用いた実践から~
タブレットPCを購入しました!
平成28年7月19日(第2号)
山形県立山形聾学校
山形県立山形聾学校
パナソニック教育財団の助成金で、タブレットPCを購入しました。
このタブレット内に音声認識アプリをインストールして、音声情報を文字情報に変換できるようにします。音声情報を瞬時に文字情報へ変換することで、必要な情報を視覚的にリアルタイムで受け取ることが可能となります。
【研究課題】
主体的なかかわり合いを育むコミュニケーション手段の活用
~聴覚障がい教育におけるデジタル無線補聴システムと音声認識アプリを用いた実践から~
デジタル無線送信機を購入しました!
平成28年7月12日(第1号)
山形県立山形聾学校
山形県立山形聾学校
パナソニック教育財団の助成金で、デジタル無線送信機を2台購入しました。この送信機は、混信の起きない2.4GHz帯デジタル無線方式を利用しています。この送信機を使用することで、幼児児童生徒が「いつでも、どこでも、だれとでも」はっきりした音声情報が得られるようになることが期待できます。
公益財団法人 パナソニック教育財団
平成28年度(第42回)実践研究助成校に選ばれました。