2 重点 (1) 一人一人に応じた指導の充実を図ると共に、お互いの良さや個性を認め合う温かい人間関係を育む。 ① 標準学力検査や諸検査等の結果、きこえや発達の状態などから、児童一人一人の課題と手立てをもち、個別の教育支援計画と個別の指導計画に明記して共有すると共に、定期的に指導方法を見直し授業改善を図る。 ② キャリア教育全体計画を活用して、人間関係形成や自己理解など、小学部6年間を見通したねらいをもち、お互いの良さや個性を認め合えるような学習活動を行う。 ③ 地域や南山形小学校、村山特別支援学校、居住地校との交流及び共同学習や校外学習を計画的に実施し、幅広い体験を通して社会性とコミュニケーション能力を育てる。
(2) 主体的な学びを引き出すための工夫や、学年間や学部間の連携により児童の成長を促す。 ① 学ぶ意欲を高め基礎基本の定着を図るために、児童の興味・関心 を引き出し、児童が自ら考え主体的に学習に取り組む授業づくりを行う。 ② 実態に応じて指導内容を精選し、学習効果を高める教科横断的な指導を行い、また、学部内及び幼稚部や中学部、寄宿舎の職員との十分な共通理解を図る。 ③ 児童の成長を促すために、適宜、保護者ときめ細やかな合意形成を図りながら個に応じた合理的配慮をする。
(3) 聴覚障がい教育の専門性を高め、保護者との丁寧なやりとりを通して信頼関係を築く。 ① 様々な研修会への参加や学部会等での情報共有により専門性を高め、多様なコミュニケーション手段を適切に選択しながら指導にあたることで、ことばの力を高めていく。 ② 日頃から児童のきこえの状態を把握し、保護者や医療機関等と情報を共有しながら指導に生かす。